小児肥満から発生する病気
子供の肥満はさまざまな病気を引き起こします。
病気の具体的な症状についてみてみましょう。

◇糖尿病
摂取する糖分の量が多すぎると、糖が十分に燃焼されず、
血液中の糖分が異常に高くなって糖尿病になります。
血液の流れが悪くなり、心臓や腎臓、
脳や目の網膜に異常を引き起こします。
原因は糖分の多い偏った食生活と運動不足です。
軽い糖尿病ならば、食事療法と運動療法で治すことが可能です。

◇高脂血症
高脂血症とは、血液中のコレステロールや中性脂肪が
極端に多い状態をいいます。
コレステロールは子供の発育に欠かせない体内物質ですが、
とりすぎると動脈硬化を引き起こすこともあります。
ハンバーグ、カレーライス、スパゲッティといった、
子供の好きな動物性脂肪の多い食品はコレステロールを増やします。
◇動脈硬化
動脈の内壁に脂肪がつくことで、血管が狭くなり、
動脈の弾力性が失われてもろくなったり、血流が悪くなったりする病気です。
原因は高脂血症と同じく、脂肪分のとりすぎです。
動脈硬化が心臓の血管で起こると心筋梗塞や狭心症、
脳の血管で起こると脳卒中を引き起こします。
ある日突然発作が起こり、命を奪われる危険もあるこわい病気です。

◇高血圧
子供が肥満した体を動かすと、心臓に大きな負担がかかります。
心臓をめいっぱい動かそうとして血流量が増え、
血管に対する圧力が増して高血圧になります。
高血圧は動脈硬化の原因となり、脳出血や脳硬塞の引き金となります。

◇呼吸器系の病気
脂肪分が首につくと、気道を圧迫して呼吸障害が起こり、
気管支炎や肺炎のリスクが高まります。
肥満の子供が少し体を動かすと、苦しそうな息遣いをするのは
そのせいだと考えられます。
睡眠中、呼吸が一時的に停止してしまうこともあります。
呼吸困難を起こしてチアノーゼになったり、失神する場合もあります。

◇骨折・関節炎・肉ばなれなど
運動不足の体に大きな体重がかかることで、
骨や関節に大きな負担がかかります。
これにより骨折、関節炎、肉ばなれなどが起こってしまいます。
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